新規開業をお考えの先生へ
開業決定、方針の決定
開業決意
同じ医師でも「サラリーマン」である勤務医と、「事業家」である開業医とではまったく「異なる職種」と言えます。勤務医は病院の看板のもとで診察をし、機材も人も病院の物を使います。患者が多くても少なくても、給料にさほど差は生じません。一方、開業医は「自分自身」の看板で患者を集め、人・物に投資をし、成功しても失敗してもすべて自分に跳ね返ってきます。
成功するか、失敗に終わるかの分かれ道は、医師としての技量プラス「事業家」としての経営能力を持てるかどうかにかかっています。
開業を決意する上で一番重要なことはご家族全員の同意です。特に奥様の賛成が得られなければ開業の成功ないと言っても過言ではありません。
方針の決定
通常、開業には大きな借入金を伴います。そして一度踏み出したら後戻りすることは大変困難です。開業した以上借入金完済までは「とにかく全力で頑張る」という気概が必要です。
「どこの場所で、どのようなクリニックを開業するのか」という、先生の明確なコンセプトが必要になります。「先生の専門は何か」・「それはこの地域の中で必要とされているか」・「どのようなクリニックを目指すおつもりか」。
そして、開業後２０年間のライフスタイルを考え、先生にとっての「成功」をイメージできることが重要になります。